社が建築しているアパートは木造ですが、木造の「木」は一種類ではありません。
日本国内の自然林には約1,200種の樹木が生育しており、総個体数は約210億本といわれている。「木」とは一言で言えないほどの種類と数にあふれている。
その中で特に木造建築に活用する代表的な材種は「杉」と「檜」であり、これらの材種に木造建築は支えられている。
「杉」は光を求め、真っ直ぐに伸びる成長が早く、どんどん新しい場所に生育域を広げていく特徴がある。木材は軽く、しなやかで柔軟、加工しやすいので建築資材として利用されている。
「檜」は成長速度が遅いものの、木質が緻密で強く、木材に含まれる天然の成分によって腐朽や虫害に比較的強い特徴がある。その耐久性から、神社仏閣に利用されてきた。
二つの特徴を言い換えれば「杉」は新進気鋭のイケイケ若手、失敗を恐れずドンドン成長していきます的な感じで、「檜」は老練なベテラン、様々なことに防衛策を講じており、安心感抜群です的な感じの両極端でおもしろい。
その「杉」と「檜」はそれぞれの特徴を生かして木造建築に活用している。「杉」は軽くしなやかで粘りがあるので柱などの構造材に広く活用されている。また「檜」は防虫効果があり、強いので地面に近く湿気や虫等の影響を受けやすい土台などに広く活用されている。※弊社は建築条件、構造設計によって各所に活用する材種は都度検討しております。
木造といってもさまざまな材種や形状の木材で建物が構成されており、その木材一つ一つの特徴を生かして支え合う。自然の特徴を生かし、受け入れる。
そしてこの「木」の個性を最大限に生かす日本の木造建築に奥深さと美しさがあるのだと思う。
杉と檜、勝者はどちらか。
判定はドロー。
なぜなら木造建築に必要なのは、最強の一種類ではなく、それぞれの特徴を生かす「適材適所」だからだ。
偉大な先人の言葉を引用してFight4.の試合終了のゴングとさせていただく。
【力が信頼を生むんじゃねえ。信頼が力をくれんだよ。】(前田太尊)

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